« からっぽは、次へのステップ | メイン | ファーストピース・サークルとチェンジ ザ ドリーム シンポジウムのお知らせ »

日本語の深い意味

日本語って難しい。

ちょっとしたニュアンスで、
意味がどんどん変化していく。

先日、知り合いの中で、こんなやり取りを耳にした。

上司の指示ミスにより、同じような書類を、もう1つ作成することになった。

上司は「いいよ、いいよ。オレがやっておくよ。」
新人の部下は「そうですか」で終わってしまった。

本来、この仕事の書類作成は、部下の仕事だった。

私は何となく、そのやり取りを聞いていて、
上司の言葉を鵜呑みにすると、ヤバイかもと思い、
おせっかいながら、その部下の人に、忠告した。

「やってあげた方が、喜ぶと思いますよ。」

新人の部下の人は、割と素直な人だった。
もう一度作業することは、まったくいいのだが、
自分がやってしまったことで、逆に失礼にならないかと、
私に聞いてきた。

じゃあ、ということで、1つ上司に聞いてみてとアドバイスをした。
「先ほどの追加分、私がやりますが、宜しいでしょうか。」

「えっホントか。イヤー悪いなあ。ありがとう、助かるよ。」
上司は上機嫌になり、部下のヤル気をとても喜んでいた。

喜ばれた部下は、
いつも以上にヤル気を出して、追加分を仕上げてくれた。


上司の「いいよ、オレがやっておくよ」の言葉のニュアンス。

指示をミスしたのは自分の責任だからという引け目と、
もしやってくれれば有難いのだが…という願いの入った言葉。

言葉の裏に隠された本当の意味を、
深く読み取ることが、必要になってくる。

日本語は、曖昧な表現が多い。

何かをお願いするとき、
決して「○○しなさい」と命令形で指示することはない。

相手の立場を重んじ、
やってくれると有難いなあと思いながら、話をすることが多い。

情を大切にすることが多いのが、日本人の特徴であるが、
今回は、ある会社の1コマをご紹介した。

この内容は仕事だけに関わらず、
家族内や友人内でも、起こり得ることである。

物事は、ケースバイケースで、
その時により、ニュアンスも変化する。

発した言葉の表側だけでなく、
その人の考え方を網羅すると、
そのニュアンスが感じ取れていくだろう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.reimeiken.com/MT/mt-tb.cgi/1566

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2010年05月28日 13:12に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「からっぽは、次へのステップ」です。

次の投稿は「ファーストピース・サークルとチェンジ ザ ドリーム シンポジウムのお知らせ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.37
Copyright 2007 Hibiki Ai All Rights Reserved.