第2部 中国医学からの視点
講師:同仁広大 院長 今中健二
前回に引き続き、中医師 同仁広大の今中健二先生に、
中国医学の視点から見た「気」の種類・性質・取り入れ方について、
語っていただきました。
先生は講義の前に、集中力を高めるために、
ラベンダーの香を部屋にたきこまれました。
ラベンダーの香りに包まれての講義の始まりです。
気の種類
・正気(元気:げんき・営気:えいき・衛気:えき・宗気:そうき)と
・邪気(風邪:ふうじゃ・熱邪:ねつじゃ・湿邪:しつじゃ・寒邪:かんじゃ
燥邪:そうじゃ・暑邪:しょじゃ)
気の働き
(推動作用:すいどうさよう・温煦作用:おんくさよう
防御作用:ぼうぎょさよう・固摂作用:こせつさよう・気化作用:きかさよう)
気の集め方
(天の気・地の気・人の気)
天然の香気
(ラベンダー・バラ・ローズマリー)などについて、
1時間半に亘り、初心者でも理解できるように、懇切丁寧な講義を頂きました。
講義の内容が深く、多岐に亘るため、
時間をかけて、少しずつこのブログ上で、公開していきたいと思います。
今回は、正気と邪気について、記します。
パート1.気の種類
気って何だろう
さて、気についてのお話ですが、皆さん気を集めるということは、
一体何を集めるんでしょうか。
体にいいもの?それともわけのわからないもの?
さて、今回お話する気とは、中国医学の観点からみた気についての考え方です。
気を大別すると、正気と邪気に分類することができます。
まず邪気について説明してみると、
皆さんがスワイショウをしている時、
指先がジンジンしていくる感覚がありますね。
実は、このしびれる感覚が、邪気なのです。
では、邪気とは何かというと、六淫の悪いもの、に分類することができます。
風邪:ふうじゃ、熱邪:ねつじゃ、湿邪:しつじゃ、
寒邪:かんじゃ、燥邪:そうじゃ、暑邪:しょじゃ
例えば、今年のような暑いときは、熱邪や暑邪に侵されやすい、
雨が長く続けば湿邪、
秋ぐらいになり乾燥してくると燥邪、
寒くなれば寒邪という具合に、
このような邪が季節によって、
体の中にたくさん入ってくると、体は変調をきたします。
例えば今日のように雨が降ると寒く、湿邪に侵されやすくなり、
雨は重たい水ですから、低いところに向かって流れます。
さらに気温が下がり、ひんやりとしたものが漂い始めると、皆さんの体では、
足元が冷えるのを感じられますね、これは今、湿邪が溜まろうとしているのです。
邪は自然界だけでなく、精神的な感情を侵すストレスも、その1つです。
七つに分類することができます。
七情(怒・喜・思・悲・憂・恐・驚)いわゆる日常生活の中で、
常に体験している七つの感情の乱れ:ストレス、これも邪に分類されます。
その他に、外的要因として、
外から入ってくるウィルスによるインフルエンザや風邪なども、邪に入りますし、
食べ物で傷んでいるものを食べたり、
味が偏っているもの(五味:酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(塩辛い))、
味が濃すぎる場合や、偏食、多すぎる、少なすぎる、早食い、
こういった物もすべて邪を招く要因になります。
さてそこで、皆さんが日々励んでいる気功、例えばスワイショウなどは、
体に溜まった邪を外に追い出していくという効果があります。
縦や横のスワイショウは、
手で体の部位を叩くことによって、経絡やツボを刺激し、
色々な体の部位に溜まった邪気(肩や腰に溜まった寒邪)などを
専門的に外に出してくれます。これはとても素晴らしい気功法ですね。
・・・明日は、正気についてのお話をご紹介します。・・・



