一色会館の話に戻ろう。
この一色会館、構造が少し面白い。
会館の側面の壁が、パタンと開放することができ、
会館そのものが舞台となる。
そしてその舞台を見下ろすように、
石のひな壇があり、その上方に、森山神社が・・。
まさしく、神さまも人間も一緒に、このお祭りを楽しむようだ。
夕方から始まったお祭りは、
「Love Peace and Hope 」by Gocoo + GoRoの奉納演芸であった。
Gocoo(ゴクウ)とは、女性メンバーを中心とした和太鼓バンド。
日本の伝統的な楽器である和太鼓を、
ロックのリズムを取り入れ、進化させている。
その曲の中で、「11-イレブン」という曲があった。
3.11のあとに出来た曲だという。
福島県いわき市薄磯海岸で、偶然にも同じ日に、
「鎮魂」と「生への感謝」というテーマで慰霊祭が行なわれ、
Gocoo(ゴクウ) の仲間であるTAWOOも、この「11-イレブン」を打つという。
同じ日に偶然にも、同じ曲を打つことを聞き、
そしてその曲「11-イレブン」を聞き、湧き上がってきたメッセージを
ここにお伝えしたいと思う。
すべての演者が、静けさの中で、
バチを持った両手を天に向かって突き上げている。
ひと時の間をおいて、一気に鎮魂のリズムが森山神社の全域に響きわたる。
「天と地と私たちをつなぐこの鼓動を、どうぞ皆、感じてみて。
悲しい出来事を忘れるのではない。
心の中にずっと抱きながら、でも私たちは生きている。
笑っている自分を、責めることはしないで。
魂の喜びを、止めることをしないで。
失われた命、生き延びた命。
どの命も、尊いものであり、区別することはできない。
でも現実に私たちは生きている。
魂の鼓動が、和太鼓によって、蘇る。
自分の鼓動が、周りに伝わり、天へと伝わる。
この悲しみを忘れることなく、
でも、そこに留まることなく、私たちは、前へ進もう。
生き延びた私たちは、共に手を取り、
魂の鼓動を感じあいながら、
失われた命を忘れることなく、共に生きていこう。」
~明日に続く~



