今中先生には、今回のテーマである
「自然と共に生きるために」~自然と身体と心の関係~について、
中国医学の立場から、語っていただきました。
中国医学の聖典 黄帝内経(こうていだいけい)
「血、経絡、内臓(陰陽)治療や中医師が人を治療する時の考え方
弁証論治 弁を証(あか)して、治を論ずる。
何が原因で病気が起き、それをどのように治療していくのか。
その治療方法の種類、漢方、鍼灸、推掌などが書かれている世界最古の医学書」
陰陽五行
陰:五臓 ・ 陽:六腑
木 肝臓(怒・熱) ・ 胆のう
火 心臓(喜) ・ 小腸
土 脾臓(思・考) ・ 胃
金 肺臓(悲) ・ 大腸
水 腎臓(恐) ・ 膀胱
(心包) ・ (三焦)
陰陽は、中国医学では、「こざとへん+月」 「阳:こざとへん+日」と書き、
こざとへんを取ると、「月」「日」
陰陽五行は、陰陽が月・日、五行が木・火・土・金・水、並べ替えれば、曜日になる。
現在ツボと証明されているものは、361個あるが、
あと4個は申請中で、合計365個になると、1年の日数と合う。
経絡は12本あり、これは、1年の月数と合う。
などなど、私たち日常で使われていることと、中国医学は、何らかの関係がある。
また、四季を陰陽に分けてみると、下記のようになり、1日にも置き換えることができる。
食べ物は、できるだけ旬のものを食べるように心がけること。
春:朝・・・「生」まれる (芽生える) タケノコ
夏:昼・・・成「長」 ・きゅうり、なす、トマト、果物、ゴーヤ、らっきょ(清熱、気を下げる)
秋:夕方・・・「収」める(革命・変革で実になる)・りんご、サトイモ(体に溜める・元気を蓄える)
冬:夜・・・「蔵」(蓄える、長期間、慢性のものをゆるく使う)・
長いも、イノシシ、大豆(丹波の特産を思い出すと良い)
薬の飲み方としては、発汗するものは、朝や昼に飲む、鉄分は夜に飲む
スープなどは、季節のものをチャンポンにしないこと。
など、普段私たちが目にすることのない貴重なお話を
分かりやすく、懇切丁寧に教えていただきました。
ここでは、すべてを書くことはできませんので、
メモをしたところを少し掲載いたしました。
内容は割愛させていただきます。
日本が江戸時代に鎖国を行っていた時に、
中国医学との接点が薄れ、日本では日本独特の医学が発展し、今日に至っている。
そののち、明治維新が起き、日本は猛烈な勢いで西洋医学を取り入れ、
その西洋医学の対比として、今まで行っていた医学を東洋医学と呼んだが、
それは、中国医学とは、似て非なるものであり、
これからはもっと深く中国医学の考え方が理解されていくようになるだろうという、
お話をいただきました。
今中先生は、西洋医学と中国医学(東洋医学)が、もっと深く切磋琢磨し、
お互いを理解しあわなければならないと、おっしゃいます。
私たちが、漢方の処方を受けるときや、中国医学の治療や鍼灸整体を受ける時は、
「とにかくよく質問しなさい、納得するまで質問をしなければなりません」と言われます。
納得できなければ、医者を変えれば良いのです。選ぶ権利は、患者さんの方にあるのですから。
つい私たちは、病気にかかった時など、
何も考えずに、お医者さんに任せておけば何とかなると考えがちですが、
中国では、もっと積極的に自分の方からアプローチしないといけないのですね。
国民性の違いと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、
質問をするということは、より積極的に、能動的な立場で自分もそこに参加するということなのですね。
まさに目からウロコのようなお話を、1時間半に亘ってお聞かせいただきました。
今中先生、本当に実りある講義、ありがとうございました。
次回開催の今中先生の講義のテーマは、ずばり「気」
気の正体と種類、その役割についての講義です。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。



