南無の後には、色んな佛さまの名前がつくけれど、
人は、佛の前にすべてを投げ出し、一心にこの言葉を唱える。
・南無 阿弥陀仏
・南無 妙法蓮華経
・南無 観世音菩薩 etc
南無は、大空の佛と、あなたの内に存在する佛を結びつけ、
共鳴させる「言霊:ことだま」(真言・マントラ)。
自分の良いところ、悪いところをさらけ出し、
すべてを解放し、赤ん坊のような無抵抗な姿に戻ること。
社会生活を続けるためには、
自分というある程度の枠を取り繕わなければいけない世の中。
人は、内側と外側に壁を作り、微妙にコントロールしている。
他の誰にも、また自分自身までも、自分の内側を知らない。
どんな心を持ち、どんな願いを抱きながら、生まれてきたのか。
南無から始まる言霊(真言・マントラ)は、現在たくさん語られているが、
すべて、「自分を見てくれ」である。
それは、目の前にいるであろう佛さまに対してでもあるが、
自分の内側に存在する内なる佛に対してでもある。
人は、言霊(真言・マントラ)を発するとき、
自分の耳でその音を聞き、身体が反応していく。
本人の心は、知る由もないことだが、
魂は、何千年もの間それを培っていて、言霊(真言・マントラ)に対して身体が反応する。
この言霊(真言・マントラ)の意味はさておき、
音の響きとして、身体に染みこむとき、内側に存在する佛が動く。
それは、目の前にいる佛さまでなく、
内側に存在する佛に、自身が気づき、目覚めよというシグナルである。
昔から、当たり前のように、家に仏壇があり、
誰かが祈りの音を発し、子供の頃、それを日常的に聞いていた。
当たり前のことが、当たり前でなくなった今、
あえて、この南無を出していく必要が、出てきたのであろう。
南無は、あなたの心を震わす言霊(真言・マントラ)
唱えるとき、魂が反応し、身体が動く。
少しずつ声に出して、唱えてみよう。


